高齢者の代表的な死因は

高齢者の代表的な死因は

 

現在、日本人の死因の一位はがん、二位は心疾患、三位は脳血管疾患で、四位が肺炎、五位が老衰、六位が不慮の事故となっていますが、年齢によってその順位がかわってきます。

 

20代、30代まではがんよりも自殺や事故でなくなる方が多く、がんは1位ではありません。
しかし40歳を超えてくるとがんが1位には行ってきます。

 

ところが65歳以降になると、日本人全体では4位だった肺炎が3位、2位と上がってきて90歳以上の高齢者ではがんよりも心疾患や肺炎でなくなるケースが多くなります。

 

肺炎は風邪や気管支炎が悪化して起こったり、肺炎のウイルスが感染して引き起こされるケースが多かったのですが、高齢者の増加に伴い、その原因が外からの感染や合併症としてだけでなく、自分自身の口腔内の細菌が原因で引き起こされるという肺炎が増えてきています。

 

高齢者の肺炎の70%が細菌を含む唾液や食物を気管や肺に吸い込んでおこる誤嚥性肺炎といわれています。食べ物を飲みこむときに気道が閉じて食道が開いて飲み込む嚥下反射や、異物を排除するための咳反射が低下するために気管に入りやすくなるのです。

 

特に寝たきりの人や脳血管障害、認知症の人に多く見られます。

 

誤嚥性肺炎を予防するためには高齢者に肺炎球菌ワクチンの接種や、嚥下反射と咳反射を回復させる薬の服用、入れ歯や口内を清潔に保つこと、栄養や運動などで免疫力を付けることなどの予防策を提唱しています。

 

中でも口腔ケアは大切です。歯垢が1mgいるだけでも数億個の細菌が存在するといわれているので、歯磨きやうがいなどで口の中を清潔にすることがとても大切になってきます。

 


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